学科・コース紹介

学科・コース紹介

特徴

「情報科学」は、高性能なコンピュータをいかに作り、使いやすい形で利用者に提供するか、コンピュータを応用した情報処理システムをいかに構築するかなどを担う学問です。コンピュータは今や社会の様々な産業で活用され、私たちの生活のあらゆる場面に深く関わっています。情報科学は、それらを支え発展させる学問であり、世の中の最先端を切り開いていく学問です。

学生は大阪大学基礎工学部情報科学科に入学し、2年次から次のような定員で計算機科学コース、ソフトウェア科学コース、数理科学コースに分かれます。

  • 計算機科学コース(35名程度)
  • ソフトウェア科学コース(35名程度)
  • 数理科学コース(15名程度)

計算機科学コース・ソフトウェア科学コースでは、コンピュータそのものの可能性を追究する科学と、その技術の基礎をなす数理手法、コンピュータをツールとする新しい応用技術を教育の主な課題としています。この二つのコースはその内容が密接に関連しているので、授業科目などは同じになっています。 数理科学コースは情報科学の基礎数理に関する教育と研究を行います。

授業のカリキュラムは非常に充実しています。3年次からの大学院進学も考慮し、1年次から専門授業科目を多く取り入れ、3年次までに殆どの専門科目を学んでしまうカリキュラムになっています。3年次1学期までに多くの基礎的で重要な科目を履修することになるので、 夏休みに行なわれる大学院入学試験に3年次で合格することは難しくありません。例年、大学院へ進学する学生の1割程度は3年次からの進学者です。

また、コンピュータ環境も極めて恵まれています。1年次から、一人一台の最新の高性能のコンピュータを使って授業を行なっています。サイバーメディアセンターや学科のコンピュータ環境は日本でトップクラスであると言っても過言ではないでしょう。

生い立ち

大阪大学基礎工学部情報工学科は昭和45年(1970年)4月に設立されました。国内の情報工学関連学科として国立大学に最初に設立された5学科のうちの一つです。電子、通信、数学なども主要な専門分野にしている多くの情報関連学科もありますが、本情報工学科は、情報工学の基礎から応用までを専門に幅広く担当する典型的な情報工学科でした。

平成8年4月に大学院重点化のための改組により、情報工学科と基礎工学部の数理グループが統合して、新しく、学部に情報科学科が、大学院基礎工学研究科に情報数理系専攻が生まれました。 情報科学科は、計算機科学コース、ソフトウェア科学コース、 数理科学コースの3コースからなり、情報数理系専攻は、計算機科学分野、ソフトウェア科学分野、数理科学分野の3分野、および、大学院専任のコミュニケーション数理講座から構成されていました。もとの情報工学科は、計算機科学コース、ソフトウェア科学コースとして、また、もとの大学院基礎工学研究科物理系専攻情報工学分野は、計算機科学分野、ソフトウェア科学分野およびコミュニケーション数理講座にそのまま引き継がれました。

平成14年4月に大学院情報科学研究科が創設され、情報数理系専攻の計算機科学分野とソフトウェア科学分野の全研究室が新研究科に移りました。数理科学分野の研究室はそのまま基礎工学研究科に残って現在に至っています。

生い立ち

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